【映画】ジョーカーのあらすじとネタバレ感想－R15指定のワケ―

こんにちはつむりです。

DCコミックス作品である「バットマン」に登場するヴィランである「ジョーカー」の誕生する経緯を描いた作品「ジョーカー」

ようやく観れたのであらすじや見どころについてまとめてみました。

ジョーカー

ジョーカー　登場人物

アーサー・フレック / ジョーカー (ホアキン・フェニックス)

貧困に苦しみながらも、コメディアンを目指している。

認知症気味の母と二人暮らしで母の面倒を見ている優しい男。自分の意思に関係なく突然笑いだしてしまう病気を患っており、カウンセリングを受けているが、妄想と現実の区別もつかなくなってきている。自身の辛い境遇から精神のバランスを崩し、次第に常軌を逸した行動を取っていく。

マレー・フランクリン(ロバート・デ・ニーロ)

人気番組「マレー・フランクリン・ショー」の司会者。アーサーが憧れており、彼の番組に出演出来ることになるが…。

ソフィー・デュモンド (ザジー・ビーツ)

アーサーと同じアパートに住むシングルマザーの女性。

ペニー・フレック(フランセス・コンロイ)

アーサーの母親。認知症気味で体が少し不自由。若い頃はゴッサム随一の大富豪のウェイン家にメイドとして仕えていたとアーサーに語り、トーマス・ウェインなら自分たちを助けてくれると信じ、手紙を書き続けている。

トーマス・ウェイン( ブレット・カレン)

ゴッサムシティの名士。政界に進出し市議会議員となるが、医療制度の解体を推し進めたことなどをきっかけに、困窮する貧困層からバッシングを受けている。

ジョーカー　あらすじ

財政難によって荒んだゴッサムシティで暮らすアーサー・フレックは、母親ペニーの「どんな時でも笑顔で」という言葉を胸に、アルバイトの大道芸人（ピエロ）の仕事に勤しんでいた。

彼は発作的に笑い出してしまう病気のため定期的にカウンセリングを受け、大量の精神安定剤を手放せない自身の現状に苦しみながら、年老いた母を養って暮らしている。

アーサーには一流のコメディアンになるという夢があった。

ネタを思いつけばノートに書き記し、尊敬する大物芸人マレー・フランクリンが司会を務めるトークショーが始まれば彼の横で脚光を浴びる自分の姿を夢想する。

しかし現実は、仕事中に不良少年たちから鬱憤晴らし目的で暴行を受け、上司には厄介者扱いされまともに話も聞いてもらえない。

アーサーを心から気にかけてくれるのは小人症の同僚ゲイリーだけだった。

アーサーの生活は酷く困窮しており、ペニーは30年ほど前に自分を雇っていた街の名士トーマス・ウェインへと救済を求める手紙を何度も送っていたが、一向に返事は届かない。

ある日、アーサーは同僚のランドルから護身用にと半ば強引に渡された拳銃を小児病棟の慰問中に落としてしまい、上司からクビを宣告される。

ランドルが保身のために嘘を吐いたことも分かり、絶望したアーサーが地下鉄に乗っていると、1人の女性が酔っ払ったスーツの男3人に絡まれていた。

アーサーは見て見ぬふりをしようとするも発作が起きて笑いが止まらなくなり、気に障った3人から暴行を受けると、反射的に拳銃を取り出して全員を射殺してしまう。

混乱と焦燥感に襲われ駅から駆け出すアーサーだが、次第に言い知れぬ高揚感が己を満たしていった。

実は死んだ3人はウェイン証券に勤めるエリートであり、地下鉄殺人が貧困層から富裕層への復讐と報道される中、報道番組に出演したトーマスは顔を隠す犯人も貧困層も「ただのピエロだ」と嘲るコメントを発していた。

引用元‐wikipedia‐

ジョーカー　見どころ

約４か月一日りんご一個生活…。

やせ型のおおかみのような男ジョーカーを演じたホアキンはもともとは81キロほどの体重があったそうです。

どちらかと言えばやや太っている体形だったにも関わらず、一日リンゴ一個(ランチにはたまにドレッシング抜きサラダ)という過酷なダイエットをし、なんと58キロまで体重を落としたそうです。

監督は「医師の下で、段階的に痩せてほしい。」と言いましたが、それは自分のやり方じゃないと拒否したとのこと。まじすか。

ロス市警・米軍の警戒態勢！？

ジョーカー公開に際し、ロス市警と米軍は厳戒態勢を敷きました。

映画の公開にそんな大げさなと思うかもしれませんが、

2012年アメリカ・コロラド州で公開された「ダークライジング」の上映中に銃乱射事件が起きました。(オーロラ銃乱射事件)

模倣犯の警戒の為もあるでしょうが、今作のジョーカーは映画の内容に影響されて、犯罪を犯す可能性があるということでしょう。

確かにそれを感じさせるものはありました。

アーサー演じるホアキン・フェニックス

バットマンの生涯最大の敵と言っても過言ではないジョーカーを主人公とした本作はジョーカーがどのように誕生したのかを描いています。

自身も精神的に病みながら、献身的に母親を支える心優しいアーサーが仕事もクビになり、社会的にも落ちていき、仲間や母親の裏切りを感じ、憧れていたマレーにも笑いものにされてしまう。

そんな中で感じる閉塞感や虚無感に襲われながら、次第に妄想と現実の境目を見失っていくアーサーを演じるホアキンがやばい怖い。

精神を患ったせいで自分の意志とは関係なく笑いだしてしまう演技がほんとすごいです。

その笑顔のほとんどが泣いているのも。

バットマンシリーズを知らなくても楽しめる

実際のところ僕もバットマンシリーズをちゃんと見ていないです。すみません。

ただ、ジョーカーをやたらと勧められ、そこまで言うならという気持ちで見てみました。

もちろんバットマンは知ってますしジョーカーも分かるけどあまりストーリー的なものは理解できてませんでした。

それでもね、この作品だけで充分楽しめました。

というか、暗くて深いところに引きずりこまれそうになるから調子のいい時に見てね。

ジョーカーネタバレ感想

満足度というとおかしいかもしれませんが、見ごたえは充分ありましたし、僕は見てよかったと心から思えました。

(感想は人それぞれだと思いますし、もう二度と見たくないという人の気持ちも分かる。。。)

この作品はいろいろと考察が飛び交ってますね。

特に最後のシーン。

そもそも、精神を患いカウンセリングを受けてる時点で危ういのに、失業やら、裏切りやらに耐えられるワケがない。

その中で妄想と現実を入り乱れ初めて、正直どこからどこまでがリアルなのか難しいなとも感じました。

途中、恋人のような関係になっていた(かのように見えた)シングルマザーのソフィーも、急に現れたアーサーに対して「同じ階に住んでるアーサーよね？」と距離感を感じさせるセリフを述べます。

そして問題のラストシーン。

真っ白な部屋で手錠をつけられたアーサーがカウンセリングを受けているようなシーン。

様々な憶測が飛び交っていますが、

• これが現実で、今までのすべてはアーサーの妄想だった。
• 暴動の後になり、逮捕されたアーサー。

大体はこの二つに分かれそうです。

このシーンでジョークを思いついたと笑うアーサーの笑顔が唯一の笑顔とのこと。

カウンセラーを殺して軽やかなステップを踏むアーサー。

階段を小躍りしながら降りてくるアーサーは、悪に落ちていく比喩なんでしょうね。

R15指定にしては、エロもグロもそこまででもない。

でも、純粋だった人間が、社会や環境に追いやられ、悪に染まっていく姿は確かに子供には見せたくないかもしれない。

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