台風の動きと歴代の最強台風

こんにちは。つむりです。

先日発生した台風14号(チャンホン)は予想しづらい動きで太平洋側に逸れていきましたね。

10月には珍しいお辞儀をした台風という見出しが気になり、他にも変わった動きの台風が無かったか調べてみました。

ついでといってはなんですが、猛威を振るった歴代の強い台風もまとめてみました。

  • 台風の変わった動き
  • 台風の猛威ランキング
  • 台風への備え

台風の動き

そもそも台風とはなんなのか、詳しくはこちらをご覧ください→台風の仕組み

簡単に説明すると、

熱帯の海上で空気の渦が出来て、そこに水蒸気が流れ込みどんどん大きくなったもの。

気圧が低い為どんどん水蒸気を含んだ空気が流れ込み上昇気流を生み更に大きくなっていくわけです。

海上でしか生まれないので、上陸後に勢いが強まることはありませんが、中心部に向かう風や発生した雨雲の影響で強い雨や風を巻き起こします。

台風呼び方

台風は地域によって呼び方が変わります。

  • サイクロン・・・インド洋、南太平洋
  • ハリケーン・・・太平洋(赤道より北で、東経180度より東)、大西洋
  • 台風(タイフーン)・・・東アジア周辺の太平洋(赤道より北で、東経180度より西)

台風の動きは、気圧や風の影響を受けます。

台風
出典2020.10.10ウェザーニュース

今回の台風14号がお辞儀をする形になったのは、偏西風と、低気圧が関係しているとのこと。

台風

普段の動きであれば、偏西風の影響で北東に流れていくところが、太平洋に出来た低気圧の影響で吸い込まれるように南下する形になりました。

直撃では無かったものの、関東の太平洋側ではまとまった雨になりましたね。

このように、風や気圧の影響で台風の進路は変わります。

変わった動きの台風

1960年8月16日台風14号(ベス)

台風
出典Wikipedia

1960年8月16日に発生した台風14号(ベス)は、放物線を描きながら、関東に接近し、一度南下しますが、再び北上し三陸沖を通過。

まるで忘れ物でも思い出したかのような動きですね。

1964年8月12日台風14号(キャシー)

台風
出典Wikipedia

こちらは1964年8月12日に発生した台風14号(キャシー)。

この台風の凄いのは、別の台風を吸収して巨大になったということ!まさに自然の驚異ですね!

8月12日に本州のはるか南東海上で発生後、小型の台風として日本の南沖を西から西南西に進み、台風16号との相互作用によって沖縄南東海上で大きく円を描いて進みながら、台風16号を吸収して巨大な台風に成長した。

その後ゆっくり北上して奄美大島付近で小さなループを描き、鹿児島県に上陸した。

当時、関東地方では、太平洋高気圧に覆われて記録的な水不足となっていたが、この台風による雨で一息ついた。

出典Wikipedia

色々とすごい台風ですね。

二つの熱帯低気圧が1000キロメートル以内に接近した場合、二つが干渉し合い、通常とは異なった動きをするという説(藤原の効果)が実証されたケースのようです。

1974年8月11日台風14号(キャシー)

台風
出典Wikipedia

1974年8月11日に発生した台風14号(キャシー)

台風の勢力で西寄りに進んで中国華中に上陸。

衰弱して「弱い熱帯低気圧(当時の用語)」となってから東進して海上へと進み、再発達して台風となり沖縄経由で東海地方に上陸する進路を取った。

出典Wikipedia

衰弱した後に、再発達することもあるんですね。

この台風14号は15日と6時間の長寿台風(内3日と12時間は熱帯低気圧)で歴代7番目の長寿台風です。

ちなみに歴代一番の長寿台風は1986年8月18日に発生した台風14号で19日と6時間(うち1日12時間は熱帯低気圧)でした。

昭和の三大台風

台風

「枕崎台風」1945年9月17日

台風
出展 Wikipedia
発生期間1945年9月11日~20日
寿命約11日
最大風速51.3m/s
最低気圧865hpa
被害者数死者2,473人、行方不明者1,283人、負傷者2,452人
出展 Wikipedia

終戦直後ということもあり、防災体制の不備や気象情報が少なかったこともあり、被害が拡大した。

特に広島県では、死者・行方不明者が2,000人を超えており、原爆の被害にさらに追い打ちをかけることになった。

「室戸台風」1934年9月21日

台風
出展 Wikipedia
発生期間昭和9年9月15日~23日
寿命8日間
最大風速上陸時の最大風速60m/s以上で測定不能
最低気圧911.6hpa(上陸時)
被害者数死者2,702人、行方不明者334人、負傷者14,994人
出展Wikipedia

日本に上陸した台風の中で、観測史上最も中心気圧が低い台風で、1951年の観測開始以降未だ破られていない。

当時は木造の小学校がまだ多かったため、関西地方などで小学校の倒壊に巻き込まれた生徒や教師、心配した保護者などが犠牲になった。

伊勢湾台風1959年9月26日

出展 Wikipedia
発生期間1959年9月21日~9月27日
寿命6日間
最大風速75m/s
最低気圧895hpa
被害者数死者4,697人、行方不明者401人、負傷者38,921人
出展 Wikipedia

昭和の三大台風のなかでも最悪の被害をもたらせ、台風被害の中では最多の被害者数。

災害対策基本法は伊勢湾台風を教訓に作られており、特別警報(台風について)は伊勢湾台風クラスを基準に考えられている。

台風への備え

建物や道路が昔に比べて強固になったため、伊勢湾台風ほどの甚大な被害は減りましたが、それでも例年台風の被害は報告されています。

台風が来る前に出来ること

  • 外に置いてある自転車や鉢植えなどを固定するか屋内に収納する。
  • 排水溝や雨どいなどのつまりがないか確認しておく。
  • 避難所や、河川やダムの場所など確認しておき、万が一に備える

台風が来たら

  • 外へは出ない、風で転倒したり、物が飛んでくる恐れあり。
  • 地下に居る場合は地上に、低い土地にいる場合はより高い土地に避難する準備をしておく
  • 非難などの移動の際はエレベーターは使わない。山の急斜面のは近づかない。

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